星野修の想い・志

休息日!

おはようございます♪

Vol.3060

いつも読んでいただきありがとうございます!!

 

昨日は、休息日。。

 

読書の日になりました。

 

今月も本を10冊購入しているので・・・

 

本を読んで勉強しようと思います。

 

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それではメルマガいっちゃいます♪

 

80の物語で学ぶ働く意味  川村真二著

人の命を救いたいという志を貫きたい

 

 

 

 

2002年にノーベル化学賞を受賞した田中耕一は母親思いだが、母は実母ではない。

 

 

実母は田中を生んだまもなく亡くなった。実父は病弱だった。

 

 

田中は、実父の弟で叔父にあたる光利、春江夫婦に養育された。

 

 

田中を養子にするとき、夫婦はすでに3人の幼い姉妹がいた。

 

 

養母・春江は、3人に言った。

 

 

「この子が来たために自分たちがどうだとか、不平を一切言わないでほしい」

 

 

幼い三人は母親の教えを守った。

 

 

田中は実の四人姉妹として育てられた。

 

 

養父は三代続いた大工道具の販売・修理業で、傷んだのこぎりの歯をヤスリで研いで直す「目立て」などを一日中コツコツ根気よくやっていた。

 

 

田中はその養父の後ろ姿を見て育った。

 

 

コツコツ仕事をすることが、家庭を支えていくことであることを学んだ。

 

 

春江も経理の仕事を手伝い、月末には夜なべをすることもあった。

 

 

小学4年のときに、未来都市小説の読書感想文で、田中は書いた。

 

 

「自分の頭で考え、自分の足で歩き、自分の手で作ることの必要は、いまでもどんな進歩した未来でも同じことだ。ぼくの考え、ぼくの心はいつまでもぼくのものでありたい」

 

 

東北大学入学のとき戸籍が必要になり、春江は田中の生い立ちの真実を知らせた。

 

 

田中はショックだった。

 

 

その衝撃の1つは、言うまでもなく、実母がいたが、行基で死んでしまったこと。

 

 

もう一つの衝撃は養父、養母、本当はいとこの姉妹たちの温かさだった。

 

 

一度も姉妹たちは田中を継子扱いすることがなかった。

 

 

ありがたさを感じながらも、今までの人生が足元から引いていくような感覚にとらわれた。

 

 

気力が失せ、二年生で留年した。

 

 

立ち直るのに時間がかかった。

 

 

大学に残らず就職する道を選んだ。

 

 

第一希望のソニーは面接で上がってしまい不合格だった。

 

 

原因は自分の面接下手だと思っても、不安が田中を憂鬱にした。

 

 

自分で切り開くべき人生だと分かっていたが、生い立ちのことを、研究室の安達三郎教授に話した。

 

 

安達から意外な言葉が返ってきた。

 

 

「お母さんは気の毒でしたね。田中君、実は僕も叔母夫婦に育てられたんだよ」

 

 

2人は今まで以上に打ち解けた。

 

 

安達は就職先の1つとして、島津製作所をすすめ、

 

 

「新しい誰もやったことのない仕事をしなさい。世界を相手に仕事しなさい」

 

 

とアドバイスしてくれた。

 

 

島津製作所のパンフレットにはX線やCTの装置が載っていた。

 

 

田中は「医者でなくても、医療の現場で裏方として病気に苦しむ人の役に立つことができるかもしれない」

 

 

と思った。

 

 

会社訪問のとき、開発中のたんぱく質の分析装置を見た。

 

 

「何のための装置ですか?」

 

 

と田中が聞くと、担当部長は答えた。

 

 

「病気の原因や生命の仕組みを知るのに役立つ装置です」

 

 

田中は、その装置開発に取り組みたいと希望した。

 

 

「幼いころに実母が死に、ありがたくも養母に育てられたが、電子工学を生かし、医療に貢献出来たらうれしい」

 

 

エンジニアになる志は、亡き母への思いから生まれたのだ。

 

 

そして、就職し、養父母譲りの地道な取り組みが、世界で不可能と言われていた、たんぱく質の質量分析手法開発につながり、それがノーベル科学賞受賞となった。

 

 

「人の命を救いたいという志を貫きたいのです。夢の夢かもしれないですが、例えば、病気の苦しみを少しでも軽減できるものを開発できたらいいと思います。夢の目標です」

 

 

田中ははにかむように笑顔を浮かべながらノーベル賞受賞決定後のインタビューに答えた。

 

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ノーベル賞を取った方々の人生は、様々な出来事があったのですねー

 

それでも、志で生きている人なんだと納得です。

 

 

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星野 修